2014年6月実施試験の総評(経済原論編)

はじめに 
経済原論は、専門試験の重要科目になっていて、経済原論の得意・不得意が合否に大きく影響します。出題形式は、文章問題、計算問題、図を読む問題と同じテーマでも様々出題が可能です。最近の傾向は、計算問題の出題割合が70~80%程度となっており、数学が苦手の受験生は、経済原論も苦手になる傾向があります。

講評
(裁判所職員)
 出題数 全10問 目標とする点数:7問
 裁判所職員の「経済理論」は、マクロ経済学、ミクロ経済学、財政学で学ぶ財政理論(2問程度ありました)から計10問出題です。計算問題が60%で例年よりも計算問題が少なくなり、文章問題が多くなりました。計算問題は基本的な問題が多かったので、解答しやすかったと思います。また、「テイラー・ルール」が初めて出題されました。どう解答すればよいかという問題は全くなく、正解を出しやすかったと思います。

(国税専門官)
 出題数 全4問 目標とする点数:3問
 国税専門官の「経済学」は、マクロ経済学(2問)、ミクロ経済学(2問)、経済事情(2問)から計6問の出題です。計算問題は、経済原論の4問中3問(75%)でした。残り1問は文章問題です。計算問題の難易度はやさしく、どれも基本問題です。文章問題では「イールド・カーブ」が出題されていましたが、消去法で容易に解答できたと思います。したがって、満点が狙えると思います。なお、経済事情は、特に難しい問題ではなく、例年どおりの出題でした。
 また、経済学の記述問題は、インフレーションに関する出題で、「フィリップス曲線」「IAD-IAS分析」からの出題でした。特に、「IAD-IAS分析」は受験生は苦手としているテーマだったので、解答するのが難しかったと思います。

(財務専門官) 
出題数 全6問 目標とする点数:5問
 財務専門官の「経済学・財政学・経済事情」は、マクロ経済学(3問)、ミクロ経済学(3問)、財政学(6問)、経済事情(2問)から計14問の出題です。計算問題は、経済原論の6問中4問(67%)でした。問題は国税専門官と同じ問題にマクロ経済学とミクロ経済学で各1問追加したものです。追加された問題も、基本問題でやさしい問題でした。なお、財政学、経済事情は、ともに国税専門官の問題と同じで、例年どおりの出題でした。

(国家一般職)
 ミクロ経済学 出題数 全5問 目標とする点数:4問
 マクロ経済学 出題数 全5問 目標とする点数:4問
 国家一般職の「ミクロ経済学」の計算問題は、5問中5問(100%)でした。
計算問題の難易度は中程度の問題とやさしい問題がありました。やさしい問題に関しては、クイックマスターに同様の問題があり、きちんと問題集をこなしていた受験生にとっては、容易に解答できたと思います。
 国家一般職の「マクロ経済学」の計算問題は、5問中4問(80%)でした。残り1問は文章問題でした。計算問題の難易度は中程度の問題とやさしい問題がありました。ミクロ経済学同様、クイックマスターに同様の問題があり、きちんと問題集をこなしていた受験生にとっては、容易に解答できたと思います。文章問題についても、やさしい問題でした。

結論
 本年の試験は、どの職種でも経済原論は簡単だったと思います。択一試験に合格した受験生に聞いても、「簡単でした。」と答えます。
昨年もそうでしたが、本年も、クイックマスターをきちんとこなすことができれば、容易に解答できたと思います。出題された問題と同様の問題が、クイックマスターにあります。本試験問題をみて、同様の問題がクイックマスターのどこに載っているか気付かないということは、クイックマスターの演習が不十分だったということです。クイックマスターをしっかりこなしていくことが、経済原論の対策のスタートだと思います。1回、2回では足りないと思います。繰り返せば繰り返すほど実力がついていきます。また、単純に解答を読むだけではなく、なぜそのような解答が導かれるのかを考えながら勉強することが大事です。経済原論は、暗記科目ではありません。単純に解答の暗記だけでは終わらないように注意してください。
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中野講師より

講師の中野です。

LECの受験生の皆さん、明日は裁判所職員採用試験ですね。

いよいよ公務員の受験シーズンがやってきました。

体調は試験の結果を左右する重要な要因ですので、睡眠を十分にとり、健康管理に気をつけましょう。

脳のベストコンディションを維持するには、「目をつぶって、過去の楽しかった記憶を思い出す」
といいらしいです。ぜひ、お試しを!!

皆さんの日ごろの勉強の成果が十分に発揮でき、いい結果が得られるよう祈っています。

試験を楽しんでください。

初のブログUPします。@中野

こんにちは、講師の中野です。

財政学の講義が始まりました。

一月は、平成25年度予算に関するニュースが新聞でたくさん読めるのでチェック

しましょう!平成25年度予算は29日に閣議決定される予定です。

平成25年度一般会計予算は93兆円(前年度当初予算に比べ増加)になりそうです。

授業でも話したように、国債発行額が税収を上回る非常事態が続いているのですが、

平成25年度予算についても解消できないみたいですね。

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